ヴァイオリンの奏法の中でも、スタッカートには色々な種類があります。
スピッカート(弓を弾ませるスタッカート)やサルタート(ダウンボウで、弦の上で跳ねさせ連続したスタッカートを出す)、マルテラートなどがあります。
今回は、弓を弦につけたまま短くきる、ハキハキとしたマルテラートの練習をしてみましょう♪
マルテラートに必要なことは、
弓のスピードと弓を止めること!
どちらも、うまく弓をコントロールしなければならず、始めは難しい動作かもしれません。
ゆっくりと一つ一つの動作を確認しながら練習していけば、すぐに身についていきます。
練習方法
①弓の真ん中と、弓先と真ん中の間に印(シール)をつける
②弓を弦に、弓中の印の所に置く。
③解放弦(A線がやりやすい)でmfくらいの音量で音を出す。
ダウンでもう一つの印のところまで弓をスピードよく動かす。そしてピタッと弓をストップさせる。
④アップで弓中印のまで同じように戻りストップ。
③と④を繰り返す。
練習ポイント
・膝から下だけを動かす
膝の位置が変わらないように、上腕は動かさず(軸のようにしっかりと固定)、膝から下だけを動かす。
上腕は筋肉を使って固定している感じ。
・瞬発力で初めからトップスピード!でもきちんとストップさせる
なるべくスピードのある弓で、勢いよく。
でも印のところでピタッと弓をストップさせる。
・音の出だしを狙う
発音することと、弓が最初から勢いよく動くことの心の準備ができてから、弓を動かす。
・ダウンとアップが均等に
ダウンボウとアップボウが同じ弓の量,同じ弓のスピードで。きちんと印のところまで戻るのが大切。
まずは、以上のことを気をつけて練習してみましょう!
始めは音が裏返ったり、弓がまっすぐ動かせなくてもあまり気にしないで、冒頭で挙げた弓のスピードと弓を止めることをよく意識して練習してみてください。
ゆっくり、丁寧に が大事です(^^)
慣れてきたら、弓がまっすぐ動かせているか、音質はどうか、など他のことも気をつけてみてステップアップしていってください!
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