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執筆者の写真aya mishima

バイオリン音階のきほんの練習方法

更新日:7月4日


音階練習は、バイオリンにとってとても大切な基礎練習です。

と先生から言われたことがあるひと!笑

…おそらく、ほとんどの方が言われたことがあったり、レッスンで毎回音階をみてもらう方も多いと思います。

でもなんで大切なのでしょうか。


何のために音階練習をするのか、理解して目的を持って練習することが大事です。



なんで音階練習って大切なの?


バイオリンは、ギターなどのようにフレットはないので、押さえる場所が髪一本違うだけで音程が変わってしまいます。(指の角度でも変わってしまう)

指の感覚(あるいは耳)を研ぎ澄まし、音程よく取れるようにするためにたくさん丁寧に音階練習をする必要があるのです。


音程感を養う練習になるほか、指を軽やかに動かす練習、はっきりした音にする練習、響きの良い音を出す練習などなど…練習の仕方次第で色々なことに効果的です。

バイオリンを弾く上で音階練習は欠かせない練習なのです。


バイオリンを習い始めて1年〜2年くらいは、先生が指板に押さえる場所の目印にシールを貼っていただいていると思います。

しかし、そのシールはあくまでも目安。

自分の音をよく聴くことがなにより大事です。

目印シールを外した後も音程よく取れるようにするために、地道に音階練習をしていきましょう。



音階って、たくさんの調性があって何調を練習すれば良いかわからないという方は、今取り組んでいる曲の調性の音階を練習しましょう。

プラス余裕があれば平行調(同じ調号の長調or短調)音階を練習してみましょう。



きほんの練習方法

音階練習は、目的によって色々な練習方法があり、バリエーションは無限とありますが、今回は基本的な練習方法を紹介します。


①まずは、迷わず指を押さえられるようにどんどん慣れてみよう

1と2の指をくっつけるのか離すのかなど、指の場所を覚えることを目的に練習します。

弓を1音ずつきって、なるべく一定のテンポで弾けるようにしていきましょう。


②メトロノームに合わせて1音2拍ずつ&4拍ずつ

今度は、メトロノームに合わせて1音2拍ずつで弾いてみましょう。

気をつけることは、

・最初から最後まで全弓使うこと&同じ音量で弾くこと(mfくらい)。

・弓の返しで音が止まらない(なめらかに繋げる)。


だんだん弓幅が狭くなったり、弓先で音が抜けてしまわないように気をつけましょう。


1音4拍ずつも、同じように気をつけて取り組んでみましょう。

2拍ずつよりも弓をゆっくり動かさないといけなくなり、難易度が高くなります。

音が潰れていないか、響いた音で弾くことも意識してみましょう。


③スラーをつける

4音を一弓でスラーをつける→8音スラー→12音スラー…と増やしていきましょう。


気をつけることは、

・音ごとの弓の配分を均等にする。4音スラーなら弓を4等分で使うつもりで弾きましょう。

・左指ははっきり押さえる&離す。右手(弓)はなめらかにまっすぐの音を心がける。

はっきり指を動かすことに慣れてきたら、はっきりだけどなめらかに動かすことを意識してみましょう。

・スラー内で移弦(違う側に移り変わる)するとき、スラーがなめらかになるようにする。

アクセントがついてしまっていないか、音が途切れていないかなど、自分の音をよく聴いて確認しましょう。

なめらかを意識するあまり、テンポが遅くならないように気をつけることもしてみましょう。


②と重複しますが、こちらも全弓使えているか、弓の返しなめらかに、だんだん音小さくなっていないかも気をつけてみてください。

弓先で音が抜けてしまう場合は、弓先にいくとき、弓を弦に吸い付けるイメージで動かしてみましょう。



さいごに

いかがでしたでしょうか。

上達ポイントは、気をつけることはまず一つに絞ってみてください。

全てをいっぺんに気をつけることは最初は困難です。

例えば、今はテンポが遅くならないようメトロノームに合わせることに集中する、と決めて他のことは置いておく。→それができたら、次はなめらかに弾くことを気をつける。→なめらかに弾くこともできたら、二つを組み合わせテンポ通りになめらかに弾けるように…、と増やしてみていってくださいね。





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